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認知行動療法(CBT) に関するコラム

認知のゆがみ

認知のゆがみ

認知のゆがみとは認知のゆがみ(cognitive distortion)とは、物事の受け取り方や解釈に偏りが生じる心理的な現象を指します。人間は、外界からの情報を完全に客観的に処理するのではなく、自分の信念や経験、感情状態などに影響を受けて、主観的に解釈する傾向があります[^1]。この解釈の偏りが、現実とは異なる歪んだ認知を生み出すのです。認知のゆがみは、程度の差こそあれ、誰もが日常的に経験するものであり、ある程度は適応的な側面もあります。

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認知行動療法(CBT)を活用する公認心理師のメンタルクリニックでのカウンセリング効果

認知行動療法(CBT)を活用する公認心理師のメンタルクリニックでのカウンセリング効果

精神的な悩みを解消するためのアプローチとして認知行動療法(CBT)が注目されています。この記事では、公認心理師が提供するメンタルクリニックでのCBTに焦点を当て、その効果や、カウンセリングを受けるメリットについて詳しく解説します。

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その他疾患の認知行動療法

その他疾患の認知行動療法

PTSD(心的外傷後ストレス障害) トラウマに悩まされるPTSD  事件や事故に強いショックを受けた人が、それ以来トラウマを抱いて、つらく恐ろしい記憶を繰り返す状態をPTSD(心的外傷後ストレス障害)といいます。この不安障害も、認知行動療法によって、トラウマを全体的にとらえなおすことによって、症状を軽減することができます。

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『強迫性障害』の認知行動療法

『強迫性障害』の認知行動療法

『強迫性障害』の認知行動療法 治療効果が高い療法 薬物療法と併用で効果をあげる  強迫性障害における認知行動療法は、薬物療法と並んで効果が高い治療法です。認知とは「考え方、思い、言葉、視覚的なイメージ」のことで、行動とは「体を動かす」ことです。これを強迫性障害にあてはめると、強迫観念が認知に生じる症状であり、強迫行為が行動に現れる症状です。たとえば汚染恐怖の人の場合でいうと、汚染されると思う強迫観念が認知の症状で、それによって過剰に手を洗ってしまう強迫行為が行動の症状になります。

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全般性不安障害

全般性不安障害

全般性不安障害について解説 全般性不安障害は、持続的な過度な心配や不安が特徴であり、日常的な活動や機能に影響を及ぼす精神障害です。個人はさまざまな出来事や状況に対して過度に心配し、身体的な症状が現れることがあります。原因は遺伝的な要因や脳内の神経伝達物質のバランスの問題が関与すると考えられています。

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うつ病 認知行動療法

うつ病 認知行動療法

→認知行動療法の詳細についてはこちら

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複雑性PTSD その2

複雑性PTSD その2

複雑性PTSD(C-PTSD)とは 複雑性PTSD(C-PTSD)は、通常のPTSDとは異なり、長期にわたる慢性的なトラウマ体験によって引き起こされる精神障害です。PTSDが単一の外的ストレスによって引き起こされるのに対し、C-PTSDは、継続的で多数の外的ストレスによって引き起こされます。複雑性PTSDの症状には、恐怖、孤独感、不安、自己評価の低下、対人関係の問題などが含まれます。C-PTSDは、長期にわたる身体的、性的、心理的虐待、拘束、宗教的な洗脳、戦争などの過酷な環境下での経験によって引き起こされます。

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うつ病の治療方法

うつ病の治療方法

うつ病治療方法 薬物治療と認知行動療法やアサーショントレーニング、人間関係療法、EMDRなどの心理療法を組み合わせることで、高い治療効果を得ることができます。

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認知行動療法のセラピー形式

認知行動療法のセラピー形式

 認知行動療法は、患者さんの症状の程度やまた希望に応じて、さまざまな形式で実施されています。治療者と患者さんが1対1で行う「個人認知行動療法」から、患者さんが1人で本を読んで行う「セルフ・ヘルプ式」まで、幅広い形式が用意されていますので、自分に当てはまる方法を選択できます。形式は、大きく5つに分かれ、患者さんの状態に合わせて、セラピーの強度が調整できます。弱いセラピーから強い順に並べると、①「セルフ・ヘルプ認知行動療法」、②「アシストつきセルフ・ヘルプ認知行動療法」、③「認知行動療法アプローチ」、④「集団認知行動療法」、⑤「個人認知行動療法」です。

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