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社交不安障害・社交恐怖 に関するコラム
社交不安障害 (あがり症)とは
社交不安障害 (あがり症)とは ※ 旧称:社会不安障害 社交不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)は、アメリカにおける大規模な疫学調査によって高い生涯有病率が知られるようになり、それ以来、社会生活上の障害が大きい疾患の一つとして注目を集めています。またそれに伴い、近年多くの研究や症例報告が行われ、発症原因についても様々な報告がなされています。
続きを見る高所恐怖症
高所恐怖症とは高所恐怖症(アクロフォビア)は、高所に対する極度の恐怖や不安を特徴とする精神疾患であり、特定の恐怖症(Specific Phobia)の一種に分類されます。高所恐怖症の人は、高い場所に立つこと、高層ビルや橋、山などの高い場所に近づくことに強い恐怖心を抱きます。この恐怖心は、実際の危険性よりも過剰であり、日常生活や社会生活に大きな支障をきたすことがあります。
続きを見る閉所恐怖症
閉所恐怖症とは閉所恐怖症(Claustrophobia)は、狭い空間や閉ざされた場所に対する極度の恐怖や不安を特徴とする不安障害の一種です。エレベーター、トンネル、飛行機の機内、MRIスキャナーなどの狭い空間にいると、パニック発作を引き起こすことがあります。閉所恐怖症は、日常生活に大きな支障をきたす可能性があり、適切な治療が必要とされる精神疾患です。
続きを見る電話恐怖症
電話恐怖症とは電話恐怖症(テレフォノフォビア)は、電話の使用に関連した極度の不安や恐怖を特徴とする特定の恐怖症です。この障害を持つ人は、電話をかけたり受けたりする状況において、強い不安や恐怖を感じ、それらの状況を避けようとする傾向があります。電話恐怖症は、社交不安障害(SAD)の一種と考えられており、日常生活や社会的機能に大きな支障をきたす可能性があります。
続きを見る無音恐怖症
無音恐怖症とは 無音恐怖症(Sedatephobia)は、静寂や無音に対して強い恐怖や不安を感じる症状を指します。無音恐怖症の人は、静かな環境下にいると、パニック発作や激しい不安感に襲われることがあります。この症状は、日常生活に大きな支障をきたし、QOL(Quality of Life)を低下させる可能性があります。
続きを見るLSAS-Jで社交不安障害チェック!社会恐怖診断テストを解説する精神科のアドバイス
「LSAS-Jで自分の社交不安が診断できるの?」そんな疑問に答えます。この記事では、社交不安障害の基礎知識、LSAS-J診断テストの信頼性、精神科医の診断プロセス、そして日常での克服方法までを包括的に解説することで、あなたの不安解消の一助となります。1 社交不安障害とは何か?社交不安障害、または社会恐怖症は、人前での行動やパフォーマンスに極度の緊張や不安を感じる精神疾患です。第三者の評価に対する過剰な恐怖が特徴で、これが日常的な社交シーンで強いストレスとなり、場合によっては適切な社会生活を営むことを妨げるほどになります。
続きを見るパロキセチン(商品名:パキシル/パキシルCR)について
パロキセチン(商品名:パキシル/パキシルCR)とは パロキセチンはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「パキシル」や「パキシルCR」という商品名で販売されています。1990年にイギリスで抗うつ薬として承認を取得し、その後日本では2000年に販売が開始されています。
続きを見るプログラムの実施方法2
エクスポージャー(曝露療法) 不安な場面に自分を慣らす 社交不安障害への認知行動療法で、必ずといっていいほど用いられるのがこのエクスポージャー技法です。一言でいうと、あえて苦手な状況に自分の身を曝して、不安や恐怖に対して慣らしていく方法で、曝露療法ともいいます。不安や恐怖をできるだけ避けたいと思うのは普通ですが、社交不安障害においては逃げてしまうと、ますます不安や恐怖は増大していきます。たとえ恐怖を感じても、命に危険が及ぶような状況でないかぎり、その場にとどまり続ければ、脳は「これは、それほど脅威ではない。
続きを見る分散その他
SSRI ルボックス・デプロメール・パキシル・ジェイゾロフト 主な作用 精神病の症状は、ヒスタミン、セロトニン、アドレナリン、ドパミンなど、脳内神経伝達物質の脳中枢細胞への取り込みの増加にもとづく神経細胞の機能亢進、混乱が原因と考えられています。
続きを見るフルボキサミン(商品名:ルボックス/デプロメール)について
フルボキサミン(商品名:ルボックス/デプロメール)とは フルボキサミンはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「ルボックス」や「デプロメール」という商品名で販売されています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は商品名に「フルボキサミン」がつきます(以降、フルボキサミンにて統一します)。
続きを見るEMDR(眼球運動による脱感作・再処理法)
EMDR (眼球運動による脱感作・再処理法) EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理)は、最近マスコミなどでも取り上げられることの多くなったPTSD (Post Traumatic Stress Disorder:外傷後ストレス障害)に対して最も効果的 と言われて、大変注目されている治療方法です。
続きを見る強迫性障害
強迫性障害について解説 強迫性障害(OCD)は、心の疾患の一種であり、反復的な強迫観念(思考)や強迫行為(行動)が特徴です。患者は無理に思える行動や思考が頭から離れず、それに対処するために反復行動や儀式を行います。一般的な強迫観念には、清潔恐怖、疑心暗鬼、数える行為、運の悪さなどがあります。 強迫性障害は生活や日常の機能に深刻な影響を与えることがあり、不安や苦痛を引き起こすため、日常生活における集中力や人間関係にも悪影響を及ぼします。
続きを見る社交不安障害 の診断基準
1980年の「精神障害の分類と診断の手引き」第3版(DSM-Ⅲ)において、社交不安障害の診断基準が示されて以降、欧米では様々な研究が進められてきました。以前はまれな病態であるという認識であったため、認知もされず治療もされなかった病気でしたが、その後大規模な疫学調査が行われ、生涯有病率も高いことがわかり、さらに社会生活においても障害が大きいことが明らかになってきました。治療についても、薬物療法をはじめ認知行動療法や精神療法などの研究も進み、高い有効性があることもわかってきました。
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